カルシウム健康教室 1限目「カルシウムの働き」

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偏頭痛とカルシウム

頭痛の中でも最も多くみられる緊張性頭痛は、肩こりと同じように精神的に緊張したときや、疲れたときに起こるものです。また頭痛は頭の右側や左側だけに起こることがあり、偏頭痛と呼ばれていますが、これは発作のように急に起こり、また治るときも急に静まるのが特徴です。

偏頭痛は血管性頭痛ともいわれ、血管が縮んで頭の片側だけ血のめぐりが悪くなることが原因とされています。血管の収縮は、血管の壁の筋肉にカルシウムが入り込むことが大きな原因の一つですので、ちょうど肩こりと同じように、カルシウムの不足が血管のけいれんを起こし、頭痛の原因になることがあります。

通常の緊張性頭痛の場合は、偏頭痛ほど血管との関係は明かではありませんが、やはり血のめぐりが悪くなっていることと関係があると考えられます。従って、カルシウム不足を避けるようにすれば、骨からカルシウムが出て血管にたまることがなくなるので、血管の収縮も起こりにくくなり、頭痛の予防に役立ちます。