妊娠時のカルシウム摂取量
乳児期 | 500mg |
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成長期 | 500〜900mg |
成 人 | 600mg |
妊娠期 | 1000mg |
授乳期 | 1100mg |
老年期 | 800〜1000mg |
昔から妊娠したらカルシウムをたくさん摂る必要があることはよく知られていますが、赤ちゃんの骨のカルシウムがすべてお母さんから与えられることを考えれば当然のことといえます。3.5kgの赤ちゃんの骨には、少なくとも50gのカルシウムがありますから、その全てを赤ちゃんはお母さんからもらっていることになります。1日のカルシウムの摂取量は多くても700g程度ですから、お母さんは赤ちゃんの骨をつくるために70日間(2カ月余り)に食べたカルシウムを全てつぎこまなければならないのです。この間、その量だけ余分に摂らないとお母さんのカルシウムはゼロということになってしまいます。
2カ月余というと妊娠期間の約5分の1強になりますので、毎日のカルシウム摂取量に換算すると、およそ20%余分にカルシウムを摂って、ようやく収支がつり合うことになります。